ロンドンボバースセンターで脳性まひ上級講習会が開催される 

 

2009128日―13日、ロンドンボバースセンターで、脳性まひ上級講習会が開催され、アジアから4人が参加しました。20106月に来日され全国研修会で講演されるクリスチャンバーバラ女史を中心とした講習会であり、治療実習以外の全ての単元が討論方式ですすめられ、たいへん充実した内容の濃い5日間のコースでした。

(文責:心身障害児総合医療療育センター金子断行)

内容:ロンドンの中心地ビッグベン(上写真)から南へ、地下鉄で約30分にあるボバースセンターで2009128日―13日、クリスチャンバーバラ女史とジャンピエール氏による脳性まひ上級講習会が開催されました。受講生は全部で14名。その内、韓国から延世大学のMr.Shin RPT, 日本から大阪発達療育センターの海瀬一典先生(インストラクター)、森之宮病院の砂古口雅子先生(専任講師候補)、心身障害児総合医療療育センターの金子断行(インストラクター)の4人が、アジア人であるというロンドンでは珍しい講習会でした。

(左から砂古口氏・Mr.Shin・クリス女史・金子・海瀬氏) 

 

 コースは、最初の3日間、クリスチャンバーバラ女史とジャンピエール氏が、7人ずつの2グループに分けて、それぞれ「dystonic」「preterm」のテーマに沿って、完全な討論形式で進みました。4日目と5日目で、両グループが、それぞれにまとめた2つのテーマを発表して、討論しあうという受講生主体型でした。そのため、講習会では、デモンストレーションや講義などは全くおこなわれませんでした。

14人という、一見こじんまりとしているような参加者でしたが、討論は非常に熱気にあふれ、1日があっという間に終わってしまう毎日でした。

治療実習は、5日間連続して行われ、これは2グループがリンクしあうことはありませんでした。

 (2グループでの討論の様子)

しかし、討論が多かったので、受講生同志はとても仲良くなり、和気藹々とした雰囲気の毎日でした。

(受講生同士での談笑)

(治療実習の様子)

海瀬先生のプレゼンテーションの様子。

筆者のプレゼンテーションの様子。

左に見える茶色の建物が、元ユダヤ人学校であった現在のボバースセンターです。毎日雨が降り、通うのが大変でした。

ボバースセンターの受付です。受付の方たちも、みな親切にしてくれました。

旧学校である内観を思わせるような廊下で、突き当りの部屋が講習会室です。

受講生の控え室です。ここで、毎日その日に発見したことを日記につけるようにクリス女史から指導されました。

玄関がみえる廊下です。明り取りの窓が多く、全体にとても明るい建物です。

各治療室は、このように色で分けられて、来院された人たちにわかりやすいように、工夫されています。

OT室です。3年前に来日されたへザー女史に、砂古口先生がお願いしたところ、講習会が始まる前の朝にわざわざ、OT室を案内してくれました。

 

講習会の内容については、次号のボバースジャーナルをご参照ください。会員のみなさまも楽しいですのでロンドンにぜひ、お出かけしてみてはどうでしょうか。

(文責:心身障害児総合医療療育センター金子断行 写真提供:砂古口先生)