第8回日本ボバース研究会学術大会に向けて

一般社団法人 日本ボバース研究会
 会長 伊藤 克浩
 今年は介護報酬と診療報酬同時改定が行われました。介護報酬改定では生活行為に焦点があてられ、医療保険では回復期リハビリテーション病棟の基準にも変更があり最も高いT基準を取得するためにはFIM指数37以上が必要とされ、ADL(運動FIM)の指数に重きが置かれています。今後、麻痺の改善等の機能回復を目指すアプローチはさらに短期間しか行えなくなることも想定され、当会会員の担う役割は今以上に重要になると感じています。
 さて、今年の第8回日本ボバース研究会学術集会は「To the Future 〜ボバース概念の未来を見すえて〜」という総合テーマで開催します。今回は小室幸芳先生(森之宮病院)に大会長をお願いし、先生らしい魅力あるテーマと企画で開催される運びになりました。基調講演では「小児と成人の垣根を越えて」お話しされるとお聞きしています。
 特別講演ですが、一つめは「科学的観点からのボバース概念の将来性」というタイトルで下田真吾先生(国立研究開発法人理化学研究所BSI−トヨタ連携センター 知能行動制御連携ユニットユニットリーダー)にお話し頂きます。今年も最新の知見を知る機会となると思われます。
 二つめは國吉康夫先生(東京大学大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻教授)に「運動と身体認知の胎児からの発生・適応・発達に関する構成論的研究」というタイトルでお話し頂きます。
 私も開催を非常に楽しみにしています。会員の皆様方の多くのご参加をお待ちしております。