会長コラム2011年8月

「IBITA2011 Vienna報告」



 今年は二年ぶりにIBITAAGM(国際ボバース講師会議年次定期会議)に参加した。以下に概要を報告する。
 今年も写真に沿って時系列に報告、また教育セションの内容については後日インストラクター候補者より報告して頂く。

 今年のIBITAAGM会場はオーストリアのウィーン。同行者は紀伊IBITAシニアインストラクター・大槻・新保・石田・渕・伊藤アドバンスインストラクター・曽根・真鍋・山本・鈴木・保苅・長久インストラクター・高橋・北山・塚田・山下候補者、そしてドイツから上山インストラクターが参加した。(敬称略)紀伊・新保・大槻・長久はご夫婦同伴、私は長女を連れて行った。

8月23日
 午前中仕事を終えて伊藤親子・山本・北山の山梨組は高速バスで成田へ移動。 18時に成田到着。中華バイキングで壮行会。北京ダックも食べ放題でお得感はあったがすぐに満腹になって元が取れたかどうか…そのまま成田東武ホテルエアポートに宿泊した。

8月24日
 日本出発日。成田第一ターミナルに9時に集合。成田から発つメンバーと合流。 11:10のオーストリア航空機でウィーンに向かう。 10時間40分のフライトを終え、にウィーンシャビヒャート空港に到着。タクシーにてIBITAAGM会場でもあり四日間宿泊する「インペリアルライディングスクールホテル」へ。 8人乗りのベンツタクシーに分乗してホテルに向かったが高速道路を160kmで走られたのには驚いた。
 写真左側がホテル。お城のようだ。

 その日は荷物を紐解いてIBITA主催のウェルカムパーティに参加。2年ぶりにIBITAメンバーと再会を喜び合った。ウェルカムパーティではウィーンのダンスを体験。時差ぼけも少しあってその日は早めに就寝。

 ダンスは男女ペアで4人一組で行う。ステップ中心のダンスだ。

8月25日
 午前「教育セッション」
09.05 - 09:30
Carmen Puschnerus, BCI and Gabriele Eckhardt, BCI A proposal of an Organization Model of the Bobath Concept
09:30 - 10:00 Gerlinde Haase, SI and Christian B?hm, BCI The transfer of the Organization Model into the practice
10:00 - 10.30 Prof. Dr. med. Hummelsheim Die Bennewitzer Gespr?che: Towards a common perspective on the physiological basis of neurorehabilitation
11.00 - 11:30 Dr. Caroline Renner The effect of postural stability on fine motor control
11:30 - 12:00 Michaela Friedhoff, Bobath-instructor nursing
Bobath-Concept: an interdisciplinary approach
12:00 - 12.30 Toshie Ishida, ACI Bobath Concept: an 24 hours approach

午後「ワークショップ」
 同一症例ビデオを全部のメンバーが見て評価表を記入。教育委員会が集計して世界の指導者が同じように症例を見ているかどうか検討した。結果はやはり症例に触れていない事もあって感覚・知覚の問題の判断が別れた。一方で姿勢コントロールの問題は万国共通で、ほぼ同じ点数でバラツキがなかった。この日の結果を主催者のドイツ(オーストリア)グループメンバーが加味。最終日に変更を加えた評価用紙を用いてもう一度ワークショップを行った。

 夕方はトラムで街中に移動してシティーウォーク観光。やはりウィーンの市街は綺麗だった。


 貸切のトラムで移動。窓からの眺めも素晴らしかった。

 紀伊先生と寺院の前で記念撮影。

 夜のシュテファン大聖堂。幻想的だ。工事中だったのが少し残念。

 途中で我々はカフェで夕食。私は子牛のステーキを頂いた。ミラノで食べた牛肉に匹敵する美味しさであった。

8月26日
IBITA会議AGM
議題は数多く出されたが、大きなところではインストラクター候補者の為のコースが来年のベルギーAGMから開催される事が決まり、BCI候補者、AC候補者の終了期限として8年が提案されたが保留となった。

 会議の後、終身名誉会員として登録された紀伊先生に記念品が贈呈された。

 会議後にメンバーで集合写真。

 会議終了後はバスでウィーン市街へ。有名な横長の観覧車のある遊園地でガラディナー。娘は食事もそこそこに遊園地に遊びに行った。帰りはトラムでホテルに戻った。それにしてもウィーンのトラムは検札が無いのでその気になれば無賃乗車がし放題だ。もちろん我々は切符を購入して乗車した。

 有名な横長の観覧車。まるで一台一台が電車の車体のようだ。

 ガラディナーパーティ。ヴュッフェスタイルの夕食でおいしいワインを堪能。

8月27日
 午前中ワークショップ・リサーチ委員会の発表
Anke Greb
Evidence Based Practice (EBP) in the Neurological Rehabilitation.
Literature review and analysis of promoting factors and barriers.
Bente Gjelsvik
Assessment of trunk control.


 午後レクチャー
14:00 - 14:30
Linzi Meadows
On behalf of the Education Committee
Bobath concept Model of Clinical Practice.
14:30
Sheena Irwin-Carruthers
Critical review of Langhammer et al. 2011 "Can physiotherapy after stroke based on the Bobath concept result in improved quality of movement compared to the motor relearning programme?"
Elia Panturin
"Sensory motor integration for functional recovery and the Bobath concept" - a recent publication in "Motor Control"
16:00 - 16:10
Kim Brock
An invitation to collaborate in research investigating the efficacy of the Bobath concept in the hemiplegic upper limb.

 IBITA会議会場ホテル最後の夜はメンバーで夕食。シュテルゼという巨大なお肉を頂いた。恐らくポークの下腿部分だ。脛骨と腓骨が飛び出していて迫力があった。 味は焼きてびち(沖縄の豚足を焼いた料理)に近く、皮がパリッとしてコラーゲンたっぷりという感じ。
他にはリブステーキ、牛肉の煮込み、そしてビールを食べ切れないくらい堪能した。

 シュテルゼを頂いたお店。有名店らしく満席だった。

8月28日
 この日は会議会場のホテルを後にして観光へ。チェックアウトを済まして9時に出発。 旧市街を回ってオペラ座。ゲーテ像。モーツァルト像。王宮。 日本大使館。シェーンブルン宮殿を見学。

 シェーンブルン宮殿の裏庭。

 ヨハンシュトラウス像のある公園へ。本物は工事中らしく。ダミーの前で記念撮影。

 ウィーン市街を歩いてレストランへ。窓辺に飾ってあるお花が綺麗だ。

 グリュッヘンバイスルというウィーン最古のレストランで昼食を頂く。サインの部屋というところでベートーベン、シューベルト、ワーグナー、ブラームス、シュトラウスのサインを眺めながら昼食を堪能した。

 サイブリングというトラウトの料理と杏のデザートを頂いた。

 美術史博物館ではルーベンス、フェルメール、レンブラントの絵画を堪能。見学後カフェでコーヒータイム。

 後半の二日間は観光で宿もさらに市街地に近い「ホテルオーロッパ」へ。観光終わり夕方チェックイン。

 窓からシュテファン大聖堂が見える好立地のホテルだった。ウィーンらしく眼下の歩行者天国からずっとピアノや楽器の音が聞こえていた。

 夕方から食事へ。イタリアンレストランでパスタを頂いた。前菜と三種類のパスタの盛り合わせを注文。

 やはり本場のパルメジアンチーズは美味しい。ミラノではパスタは薄味に作ってあってこのパルメジアンチーズで好みに味を調節する。このお店のパスタははじめから少し濃い味だった。

8月29日
 朝からまずは徒歩でシュテファン大聖堂へ。中に入って見学した。青いステンドグラスが綺麗だった。

 昼のシュテファン大聖堂。工事部分の幕に教会の絵が書かれている。見学後ワルツという日本人が経営するお土産さんで30分お買い物。

 お庭が綺麗なベルベデーレ美術館でクリムト、ココシュカ、モネ、エゴンシーレの絵画を見学。

 ハイリゲンクロイツ修道院のレストランへ。ウィーンではワイングラスに1/8、1/4と目盛が書いてありそこまで注ぐことが決まりとなっている。

 ヴィーナーシュニッツィル(ウィーン名物の仔牛のカツレツ)を頂いた。


 その後、ハイリゲンクロイツ修道院の見学。

 修道院の中の協会。

 ホテルに戻って自由時間を過ごした後、オペラ座で演奏会。モーツアルトの曲を中心に演奏が行われた。
娘と記念撮影。

 白いカツラをかぶったモーツアルト姿のコスプレで演奏。

 演奏会終了後にメンバーで記念撮影。

8月30日
 帰国日。朝食を済ませ一足早く出かける紀伊先生を見送りしたあと、スーパーマーケットでお土産の買いたし。チェックアウトして空港へ向かう。 空港で通路側の席を確保し、荷物を預けてメンバーで最後の反省会を行い帰路についた。日本には台風が接近していたが台風を追い越して31日朝7時台に無事成田に到着。珍しく時差ぼけで頭がふらついたが高速バス成田−甲府に乗って山梨に戻った。来年はベルギーで国際会議が開催される。

 

日本ボバース研究会 会長   伊藤 克浩
 

平成23年9月8日

 
 


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